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2004年11月03日
考えさせられたネットの情報伝達
まずは、新潟県中越地震の被災者のみなさんには 心よりお見舞い申し上げます。
また、支援にあたっている方々、本当にご苦労様です。心より敬意を表します。
ネがいいカゲンなサラリーマンの私は、いいところ募金をさせていただくぐらい...申し訳ないm(__)m
さてさて、こういう書き出しになったのは、この新潟県中越地震に関連して、ちょっと考えさせられたことがあったので...
約10日ほど前に、ボランティアの方がblogで発信された「現場のさけび」が、blogを伝わり、メールを伝わり、なんか一人歩きしちゃっているの?という状況に でくわしました。
発信元のボランティアの方は阪神淡路大震災の被災者の方で、おそらく 矢もたてもたまらず現地にいかれたのでしょう。そして、そこでの状況にあきれ、憤りを感じ、それをみんなに知らせて一刻も早く状況を改善していこうという強い思いがあったんだと思います。(本当に内容は、現場でしかわからない状況、なんとかしたいという思いが溢れ、切々たるものがありました)
ところが、その中に「みんなに伝えて!」という部分があったので、それが著名な方(議員さんなど)のサイトやさまざまなblog、メーリングリストを流れていくうちに、発信者が不明になり、いつ発信したかもわからないような状況になっています。
失礼な話ですが、はじめ見た時、私は「チェーンメールのたぐい」と思ってしまいました。
ワケあって、Googleで追っかけてるうちに、発信元サイトに行きあえたから「信頼できる情報」とわかったのですが。
発信した方は「なんとか伝えたい」と思い、転載(転送)された方も「一人でも多くの人に協力してもらいたい」と 皆さん 『善意』で行われたんでしょう。でも、伝わるうちに(時間の経過とともに)内容が変形(ほんとの変形や必要情報の欠落)し、当然情報は古くなってしまって、へたをすると「悪意?」と勘違いされてしまう(あるいは無視される)こともおこりうるな、と...
これって、コワイことですよね。
転載(転送)する際は、内容の正確さは言うに及ばずですが、発信者の思いを正しく伝える(信用してもらう)為にも、出典はきちんと明記しなければならないな、とつくづく感じた次第です。
発信元サイトでも10/30に「明らかに当blogの記事をコピー&ペーストしたと思われるものが、情報ソースを明らかにすることなく、掲示板などに貼付けられているようです。そのような行為は、善意からのものであっても、お止めくださいますよう何卒お願いいたします」と記載されていました。
最初に掲載されてから、すでに約10日を経過しており、沈静化しつつあるようですが、今だ新たにblogや掲示板に掲載したり、メールを転送している方がいらっしゃるようですのでご注意を。転載(転送)する時は、必ず出典URLや発信日を明記しましょう!
「善意」が「迷惑」にならないように...
いち早く多くの方に情報を伝え、行動につなげる、という面で、インターネットのメリット、パワーが感じさせられましたが、反面、コピー&ペーストで簡単に複製、転送できる、「自分に伝えた人が信頼できる人だから間違いない」と思いこんでしまう、などなど、あれこれ考えさせられた昨日今日でした。
気をつけようっと。
最後に... 被災地の皆さん、がんばってください!
投稿者 iguchan : 2004年11月03日 14:53 : ウェブ関連の話題
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コメント
ところでトラックバックしたいんですけど、
どうすればよいんですか? ここは。。。
投稿者 daizo : 2004年11月06日 00:06
え〜、シロウトですみません(^^ゞ
# 先にあやまっちゃう(笑)
設定を変更してみました。
とりあえず「トラックバックURL」というのがでてきたので、それを使っていただければよろしいのかと...
どうですかね?それで?>あ〜。シトウト(^^ゞ
顔洗って、出直してきますo(^゜)○☆バキッ!
投稿者 iguchan : 2004年11月06日 00:54